Z世代が「いい買い物をした」商品との出会いでSNSが急増、店舗での遭遇率は低下も、購入は店舗がトップ

読売広告社の都市生活研究所が実施した「Z世代 買い物行動調査」で、コロナ禍の外出自粛が続くなか、Z世代が良質な買い物をするときの遭遇タッチポイントが店舗からSNSへと変化していることがわかった。

調査は2021年10月7~11日、2021年4~9月に特にこだわりをもって買い物した18~59歳の男女(一都三県在住)を対象にインターネットで実施した。サンプル数は1100人、このうちZ世代は300人。

これによると、Z世代が「いい買い物をした!」と思えた出会いについて、店舗での遭遇経験率は、駅ビル・商業施設内の店頭が2019年の37.1%から2021年は18%に減少。路面店も2019年の34.3%から2021年は10.7%に低下した。

発表資料より

一方、コロナ禍以降、Z世代の遭遇タッチポイントのトップとなったのはInstagram。2019年の14.3%と比べると、2021年は29.7%と倍増した。また、2021年10月時点で、Z世代の遭遇タッチポイントの上位は、Instagram、YouTube、TwitterとSNSが独占。ミレニアルや40代と比べても、Z世代は特にSNSを通じた商品・サービスとの遭遇経験率が高い傾向にある。

発表資料よりただ、店頭での遭遇率は低下しているが、 購入の場としてはコロナ禍以前と変わらず 「店頭」がトップ(53%)。同研究所は 「SNS、店頭はZ世代の買い物行動において重要なタッチポイントでありながら、その役割は変化しつつある」などと分析している。

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