グーグルら、航空券予約で「低CO2排出量」のフライト検索・予約を可能に、英ヘンリー王子設立の旅行団体が開発推進

英国のヘンリー王子が立ち上げたサステナブル旅行を推進する非営利団体「トラバリスト(Travalyst)」は、パートナー6社とともにフライトからのCO2排出量データを収集し、表示する枠組みを構築すると発表した。この枠組みを活用すれば、旅行者は容易に低排出量のフライトの検索や予約が可能になるとしている。

この取り組みでは、まずオンライン旅行比較のスカイスキャナーとグーグルが消費者向けのプラットフォームで「トラバリスト航空持続可能性フレームワーク」を実装する。

スカイスキャナーは2019年に、低排出量フライトを検索できる「Greener Choices」モデルを立ち上げており、今回の枠組みの開発でも主導的な役割を果たす。

一方、グーグルは、排出量による旅行への影響を推計するモデルを公開しており、今年後半には、その旅行影響モデルを活用し、最小限の技術的な改良で、排出量の推定値を簡単に表示できる機能を他のプラットフォームでも展開する予定だ。

トラバリストのパートナーであるブッキング・ドットコム、トリップ・ドットコム、トリップアドバイザー、ビザも、2022年からこのモデルを実装すると表明している。