ハワイ州土地自然資源局(DLNR)は、2022年5月12日からダイヤモンドヘッド(レアヒ)州立自然公園の入場に際して、旅行者に事前予約を求めると発表した。予約システムは4月28日から稼働し、14日後以降の予約が可能となる。ハワイ住民は従来通り無料で入場することができる。
駐車場は、午前6時から2時間の時間枠で予約する。2つの時間枠を連続して予約することも可能。徒歩あるいは送迎のみの訪問者は1時間の入場時間枠が適用される。ツアーやトロリーでアクセスする旅行者にも予約が必要だ。
入場料は5ドル(約640円)。駐車料は車一台あたり10ドル(約1280円)。商用車については、1~7人乗りが25ドル(約3200円)、8~25人乗りが50ドル(約6400円)、26人以上乗りが90ドル(約1万1520円)。
事前予約システムは、オアフ島が進める「デスティネーション・マネージメント・アクション・プラン」に基づいて実装されるもの。このシステムを導入することで、自然環境の保護、周辺での渋滞緩和などを進め、旅行者の満足度を上げるとともに、地域コミュニティとの共生を向上させていく。
事前予約システムを導入する州立公園は、ダイヤモンドヘッドで3例目。カウアイ島のハエナ州立公園、マウイ島のワイアナパナパ州立公園に続くもの。このほか、オアフ島では、観光客に人気のハナウマ湾自然保護区でも同様の事前予約制を取り入れることで、1日の入場者数を制限している。
※ドル円換算は1ドル128円でトラベルボイス編集部が算出