シンガポール航空など、SAFのクレジット販売を開始、1クレジットあたり2.5トンの二酸化炭素削減

シンガポール民間航空庁(CAAS)、シンガポール航空およびシンガポールに本社を置くグローバル投資会社テマセクは2022年7月から、持続可能な航空燃料(SAF)のクレジットの販売を開始する。クレジット販売によって、SAFの需要喚起、新興のSAF産業の発展、SAFの採用の促進を進めていく。

今回は合計1000SAFクレジット分を販売する予定。1SAFクレジットはRSB(Roundtable on Sustainable Biomaterials) のブックアンドクレーム・システムで決められた単位である1トンのニートSAF(混合していない、または希釈していない持続可能な燃料)に相当。クレジットを購入すると、1クレジットあたり2.5トンの二酸化炭素が削減されることになる。

これにより、シンガポール航空の法人顧客、貨物輸送業者(フォワーダー)は、SAFクレジットを同航空から直接購入することで、フライトに関わる二酸化炭素の排出量を削減することができる。また、貨物輸送業者は自社の顧客へクレジットを販売し、事業活動による二酸化炭素排出量を削減することも可能になる。

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