グアム政府観光局が、2022年7月4日~6日の3日間にわたり、大阪・名古屋・東京の3都市で旅行業界向けのセミナー・商談会「Go Go!Guamロードショー」を開催した。6月12日以降、米国の規制緩和に伴い、グアム入国時にはワクチン2回以上接種済みを条件に陰性証明が不要に。また、7月から関空便、8月からは名古屋・福岡便のフライトが再開。今夏以降の本格的な観光回復に向け、プロモーションを加速する。
本イベントに際して、現地よりグアム政府観光局の幹部・本局スタッフらが来日。セミナー冒頭では、グアム政府観光局マーケティングマネージャー日本のレジーナ・リヴァイ・ネデリック氏が、今年6月に2年ぶりのファムツアーを実施できた喜びを表明し、「今回の水際対策緩和やフライト再開・増便が追い風となり、さらに販売活動と旅行者の往来が加速することを期待している」と述べた。
続いて、グアム政府観光局日本オフィスの小路伸佳氏が、グアム入国の現状と今後のプロモーション計画について説明。2022年6月12日以降、グアムへの渡航はワクチン2回以上接種で陰性証明が不要となっていること、また日本への帰国時に必要な72時間以内のPCR検査については、今年9月末まで提携クリニックや複数の主要ホテルで無料検査を実施していることを紹介した。
今後のマーケティングについては、首都圏ではデジタルを活用した広告、関西・中部・九州ではテレビCMを中心にプロモーションを展開していく方針。グアムならではの価値として「近さ」「アメリカン」「清潔・安全・安心」「ポジティブな気持ち」という4つの要素をアピールしていく。
セミナー後半では、グアム現地から来日した航空会社・ツアー会社・ホテルなど16社が最新情報を紹介し、万全の体制で日本の旅行者を迎える用意が整っていることを強調した。ユナイテッド航空の高橋氏は、「7月から関空便が週3便で再開し、8月からは名古屋・福岡便が週2便で再開予定。8月より成田便も1日3便へ増便する。地方空港ではまずは週2~3便を成功させてデイリーでの運航を目指し、東京発ではより大きな機材での運航を目指していきたい」と意欲を示した。
会場では現地サプライヤー16社のブースが設けられ、日本の旅行会社と活発な商談をおこなった。