静岡空港ら、持続可能な航空燃料(SAF)利用の富士山遊覧飛行ツアー、大人1名4万円で販売

三菱地所グループの富士山静岡空港は2023年1月7日、持続可能な航空燃料(SAF)を利用した一般客向けの富士山遊覧フライトツアーを実施する。CO2削減に向け、県や航空会社、給油事業者、観光事業者などと取り組む「富士山静岡空港グリーン・フライト&エアポート」の第1弾として実施するもの。SAFはユーグレナ社の「サステオ」を使用する。

富士山遊覧フライトツアーは、フジドリームエアラインズ(FDA)や大井川鐡道グループなどと実施する人気商品で、2018年以降、累計約3300人が参加した。同ツアーで、航空燃料の一部にSAFを使用するのは初めてのこと。SAF使用による追加コストは、観光庁の補助金や三菱地所からの協賛などを活用するほか、環境配慮型旅行商品として販売価格にも一部、上乗せする(約5000円)。今後求められるサステナブル・ツーリズムの一歩として、持続的な供給を目指す方針だ。

販売価格は大人1名3万9800円で、募集人員は70名。大鉄アドバンスの公式ウェブサイトで販売を開始した。

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