観光系サイト閲覧者数2022、都道府県のツートップは「大阪」と「三重」、伸び率では兵庫と神奈川、旅行支援や県民割情報が影響

日本観光振興協会とネット行動分析サービスを提供するヴァリューズが共同で2022年の観光関連Webサイトの年間推計閲覧者数を調査を実施し、結果を発表した。それによると、多くの観光関連サイトの推計閲覧者数が前年比を上回っていることが分かった。

「旅行・交通」カテゴリのサイトの閲覧人数について、PCでは大半、スマートフォンではすべてのサイトが前年比1割増以上となった。PCのトップ3は、「じゃらんnet」(同9%増)、「楽天トラベル」(同14.6%増)、「一休.com」(同38.6%増)。スマートフォンのトップ3は、「じゃらんnet」(同27.1%増)、「楽天トラベル」(同38.9%増)、JR東日本(15.4%増)。

個人旅行を中心としたオンライン旅行会社に加え、「日本旅行」(PC同57.8%増、スマートフォン同58.6%増)、「JTB」(PC同33.6%増、スマートフォン同46.4%増)など店舗を持つ旅行会社についても推計閲覧者数が前年から回復傾向にある。

また、コロナ前の2019年との推計閲覧者数を比較すると、旅行・交通カテゴリの上位サイトは、平均するとPCでは1.1倍、スマートフォンでは横ばいとなった。

報道資料より

報道資料より都道府県PCサイトのトップは「OSAKA-INFO」、「観光かながわNow」などは支援策の影響大きく

都道府県の公式観光情報サイトについては、PCのトップ3は「OSAKA-INFO」(同159%増)、「観光三重」(同63%増)、「観光かながわNow」(同313.8%増)。最も伸び率が高かったのは「HYOGO!ナビ」で同209%増。スマートフォンのトップ3は、「観光三重」(同136.1%増)、「OSAKA-INFO」(同120.7%増)、「GoodDay北海道」(同122.6%増)。PCで閲覧数を伸ばした「観光かながわNow」は、スマートフォンでも同199.3%増と閲覧者数を大きく増やした。

都道府県の公式観光情報サイトで推計閲覧者数のベースが高かったPCでの上位5サイトへの流入キーワードを見ると、「OSAKA-INFO」および「観光三重」は、都道府県名と「観光」との掛け合わせや「新世界」「伊勢神宮」など観光スポット名検索が目立った。一方、大きな伸びを見せた「観光かながわNow」や「HYOGO!ナビ」では、県民割や全国旅行支援のキャンペーン名が大半を占めてたことが分かった。

2019年との比較では、全都道府県で平均するとPCで約2倍、スマートフォンでは約1.7倍と大きく推計閲覧者数が伸長。県民割や全国旅行支援の影響が顕著に見られる結果となった。

報道資料より

報道資料より

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