アムステルダム、観光客の迷惑行為を防止するキャンペーン、まずは英国人男性が対象、タビマエからタビナカまで

オランダ・アムステルダム市は、繁華街でのパーティー、飲酒、薬物使用など観光客による「迷惑行為」を防止することを目的としたオンラインキャンペーン「Stay Away」を開始した。まず、対象とするのは、18歳から35歳までの英国人男性客。今後、オランダ国内およびEU諸国からの観光客も対象にし、年間を通じて実施していく計画だ。

アムステルダムへの旅行を計画する際、たとえば「スタッグ・パーティ(男性だけのパーティー) アムステルダム(stag party Amsterdam) 」、「安宿 アムステルダム(cheap hotel Amsterdam)」、「はしご酒 アムステルダム(pub crawl Amsterdam)」のキーワードで検索されると、刑罰の可能性や健康被害を警告する広告が表示される。

また、アムステルダムに滞在中の旅行者に対しても「How to Amsterdam」キャンペーンを展開する。これは、公共の場での排尿、酩酊、騒音、路上での麻薬購入など禁止行為について、SNSやポスターなどで周知していくものだ。キャンペーン動画は以下。

アムステルダム市議会は2022年12月、過剰な観光と迷惑行為に対処するための措置として「ビジター・エコノミー・ビジョン2035」を策定した。これにより、今春から閉店時間の厳守、路上での大麻の喫煙禁止、特定の地域でのアルコール販売の制限などが実施されている。

また、現在、治安対策への観光税の活用やリバークルーズの制限などの調査を進めており、夏までには新たに対策が導入される可能性がある。

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