JR東日本、「東北復興ツーリズム」を本格化、新たに推進組織を立ち上げ、旅行会社向けに観光コンテンツをデータベース化

JR東日本は、東日本大震災から12年を経て、東北各地で震災伝承施設などの整備が進んだことから、東北での復興ツーリズムを地域と連携して推進していく。教育旅行や企業研修を促進するとともに、若年層への訴求を強めることで、交流人口を拡大させ、被災地域の復興加速や地域の活性化につなげていく考え。

具体的には、自治体や企業、各種団体などと「東北復興ツーリズム推進ネットワーク(仮称)」を発足させ、東北を周遊するモデルコースを磨き上げ、地域と旅行会社のマッチングによる旅行商品造成の促進や教育旅行の誘致活動などを展開していく。

推進ネットワークには、復興庁、自治体、DMO、大手旅行会社、大手航空会社などが参画。JR東日本が事務局を務める。

モデルコースとしては、「震災伝承と豊かな海の恵みを体験する旅」「震災伝承施設と三陸海岸をめぐる旅」「震災と『今』そして未来を知る旅 福島浜通りの震災伝承施設をめぐる」などを想定。

旅行会社向けには、震災伝承施設や東北の観光コンテンツの情報をデータベース化して格納するほか、旅行会社向け説明会などで旅行商品の造成を働きかけていく。

また、企業の新入社員研修やワーケーションなどで、震災伝承施設や東北の観光コンテンツ情報を提案し、東北への誘致・手配を実施する。

このほか、教育旅行を受け入れる各施設の情報を収集し、旅行会社と協力して学校などへの働きかけを行っていく。

報道資料より

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