米大手OTAプライスライン、グーグルのAI技術を導入、「コネクテッド・トリップ」戦略で、地図活用の近隣情報の取得も

ブッキングホールディングス傘下の米大手OTAプライスライン(Priceline)は、カスタマーサービスと社内業務の双方で、グーグルクラウド(Google Cloud)の生成AIテクノロジーを導入する。今夏から本格的に活用を開始する予定だ。

カスタマーサービスでは、Google Cloudの「Generative AI App Builder」を活用した生成型チャットボットで、世界中のホテル検索が可能になるほか、よりパーソナライズされたサービスを受けることが可能になる。また、同社が進める「Connected Trip(コネクテッド・トリップ)」戦略として、ウェブとモバイルでGoogle Cloud の「Vertex AI」 を活用。ホテルの詳細ページの地図ビューを通じて、自分に合わせてカスタマイズされた最新の近隣情報を取得することも可能になる。

さらに、同社にとっては、ジェネレーティブ AI を活用したマーケティングプラットフォームを構築することで、同社すべてのチャネルにわたって顧客向けマーケティングデータを自動的に生成することが可能になる。

一方、社内業務では、AIを活用して、時間のかかるプログラミングやコンテンツ造成などの一部で自動化が可能になることから、生産性を向上。開発者の生産性、自動化、および内部データベースへのマイニングツールが強化されることで、新しい内部情報検索機能とソフトウェア制作機能も拡張されるという。

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