ライドシェアのウーバー(Uber)は、法人向けサービス「Uber for Business」で新たなサービスとして「Uber for Business Comfort」の提供を始めた。これは、出張者に向けに柔軟性、利便性、快適性をより高めたサービスで、利用者のリクエストを優先する「優先ピックアップ機能」を備えたもの。
このサービスで、利用者は、新車、広い足元スペースの車、乗車までの時間設定、高評価ドライバーの選択などのほか、カスタム設定として、静かな車、理想的な車内温度が設定可能な車などを選択することが可能になる。
さらに、Uber for Business Comfortだけの特典として、24時間年中無休個別サポートサービスも付ける。
このほか、特典や各社の出張規定を確認できる「ビジネスハブ」も立ち上げた。この機能では、利用者は自分の会社名を検索し、出張規定を確認できるほか、仕事用eメールアドレスを入力し、ビジネスプロファイルに接続することで、自社の福利厚生プログラムを確認することも可能となる。
利用者は、出張用のUber for Businessからレジャーで利用するUberプロファイルに容易に切り替えることも可能。仕事とレジャーで費用が混合することを避けることができる。
ウーバーは2014年に出張者向けUber for Businessを立ち上げた。現在、70カ国以上約17万人が利用しており、2023年第1四半期のBtoB部門全体の売上は前年比で40%増加しているという。