エアビー「体験」アクティビティの新規登録の保留は、その後どうなっているのか？　他OTAへのシフトや直接予約を模索するタビナカ提供ホストも【外電】

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エアビーアンドビー(Airbnb)は、2023年3月以降、新しい「体験」の登録を一時停止している。その後の動向を、タビナカの国際会議を主催する「Arival （アライバル）」がレポートしている。

エアビーは公式にはまだ「体験」の新規登録を保留しているが、世界の一部の既存ホストによる登録は可能になっているようだ。ホストポータルサイトには、新しい「体験」を追加するオプションは表示されていないものの、ある体験ホストによると、ホストが居住する地域のエアビーマネージャーに直接リクエストを送信すると、追加できるようになっているという。

現在のタビナカ体験の予約状況について、ストレッチパンツ・フード・ツアーズ社のオーナーであるカラ・リッチャルディ氏は「7月は少し落ち込んでいる。しかし、それがエアビーの登録停止のせいなのか、それとも他の理由があるのかわからない」としている。

同じくエアビーの「体験」に登録しているフォトウォーク・ユアー・トラベルのクリスティ・ハンター氏は、「最近予約が減ってきている」と明かしたうえで、「エアビーにはマーケティングの努力が欠如している」と話した。ハンター氏は現在、自社ウェブサイトでの直接予約や他の流通チャネルでの販売に力を入れているという。

リッチャルディ氏も、当面はエアビーに掲載するつもりだが、今後はエアビーをはじめとするOTAへの依存を減らし、直接予約を増やしていきたい考えだ。

両者とも、エアビーの「体験」コンテンツを気に入っており、登録の一時停止についても理解を示している。一方でハンター氏は「掲載コンテンツが飽和状態になり、その質が低下している」と見ている。

※この記事は、Arival（アライバル）社が運営するニュースメディアから届いた以下の英文記事を、同社との正規提携に基づいて、トラベルボイス編集部が日本語翻訳・編集したものです。

オリジナル記事：FAT TIRE TOURS LAUNCHES OPERATOR-LED OTA