国内の大手旅行43社の総取扱額、2023年6月は2019年比で3割減、国内旅行は1割減、海外旅行はツアー低調

観光庁は、国内の主要旅行業者43社・グループの2023年6月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は2019年同月比29%減の2838億3350万円。前月は同32.2%減で横ばいが続いている。

国内旅行は同11.6%減の1937億7727万円、海外旅行は同53.7%減の747億3454万円、日本の旅行会社によるインバウンドは同19.1%減の153億2169万円だった。

パッケージツアー(募集型企画旅行)も特に海外旅行が低調。2023年6月の海外旅行の旅行商品ブランドの取扱額は同83.1%減の54億511万円、取扱人数が同87.7%減の1万5188人。国内旅行は取扱額が同16.8%減の549億2832万円、取扱人数が同23%減の158万8732人となった。

観光庁:発表資料より

また、主要各社・グループの6月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB6社が同28%減の981億6513万円、KNT-CTホールディングス4社が同33.3%減の280億6587万円、阪急交通社2社が同15.5%減の276億5750万円、日本旅行4社が同22.7%減の274億4849万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同38.7%減の216億7348万円だった。

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