日本航空(JAL)とJTBは、修学旅行で国際線を利用する教育団体を対象に、サステナビリティを学ぶ教育プログラムを共同開発した。2024年度から、販売を開始する。
教育プログラムは、修学旅行のタビマエ~タビアトまで用意。タビマエでSAF(持続可能な航空燃料)などの脱炭素に関する基礎知識を学ぶ特別講義を実施し、タビナカでは搭乗する航空機から排出されるCO2の一部をSAFで削減。帰国後のタビアトでは、CO2削減に寄与したことを示す証書を学校に付与する。
両社は、2050年までにCO2排出量実質ゼロの目標を掲げており、JALは省燃費機材への更新やSAFの活用などを、JTBではCO2削減に貢献する各種サービスを推進している。今回のプログラムでは、こうした両社の知見を活かし、学生がカーボンニュートラルの実現に向け、自ら考えて行動する機会を提供することで、サステナビリティの推進を支援するとしている。