中国の国営放送CCTVは、2024年2月10日から始まる春節(旧正月)前後40日間の中国の国内旅行者数は延べ90億人に達する見込みだと報じた。これは、2023年の47億人のほぼ倍となる。90億人のうち約80%が車による移動になる見込みだという。
春節を前にすでに帰省ラッシュは始まっており、1月26日に鉄道を利用した旅行者はおよそ1100万人と推計される。40日間の鉄道利用者は4億8000万人と予想。2022年からは38%増、コロナ前の2019年比でも17%増になる見込みだ。
CCTVによると、帰省ラッシュ初日の航空機の利用者はおよそ200万人。中国の航空当局は、期間中の航空機による移動回数は2019年比9.8%増の約8000万回に急増すると予想している。上海の浦東空港と虹橋空港では旅客数が前年比57.6%増、北京空港では同60%以上増加すると見通しだ。
期間中は、国内旅行者数だけでなく、海外旅行者数も増える見込み。すでに、東南アジア、日本、韓国などの路線では、2500便以上が追加されているという。
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