観光庁の訪日外国人消費動向調査によると、2024年1~3月期の訪日外国人消費額(1次速報)は、前年同期比73.3%増、2019年同期比52.0%増の1兆7505億円となった。
国籍・地域別トップは、中国で3526億円(構成比20.1%)。2019年同期は4244億円(36.9%)だった。次いで、台湾の2512億円(14.4%)、韓国の2379億円(13.6%)、米国の1716億円(9.8%)の順。
一般客1人あたりの旅行支出は、2019年同期比41.6%増の20万8760円。国籍・地域別で最も高かったのはオーストラリアで37万3343円。英国の36万7434円、スペインの35万1760円が続いた。2019年比で最も伸び率が高かったのはスペインで105.3%増。そのほか、中国は29万3050円、台湾は17万3512円、韓国は10万1763円。すべての国籍・地域で2019年を上回った。
費目別では、宿泊費が5619億円(32.1%)と最も多く、次いで買い物代5114億円(29.2%)、飲食費3802億円(21.7%)の順で多く、前年同期と比べると、飲食費が2503億円から、買い物代が2482億円からそれぞれ増加した。