総務省統計局は先ごろ、「家計消費状況調査(2024年3月分結果)」を発表した。それによると、2024年3月の二人以上の世帯のネットショッピング支出額は2万4788円。前年と比べ、名目増減率(※)は9.4%増となった。ネットショッピング利用世帯自体の割合は、前年から2.7ポイント増の55.2%。
調査の内訳をみると、2024年3月の旅行関係費は5077円で、過去最高を示した2023年8月の6071円は下回ったものの名目増減率は前年比14.8%増と2ケタ台を維持。全体の変化に対して影響度を示す名目寄与度も2.89%と高水準になっている。食料費も5065円(前年比・名目12.6%増、寄与度2.49%)で、安定的な伸びを記録した。
また、金額は小さいものの比較的伸び率が大きい項目としては、保険が1260円(前年比・名目19.9%増、寄与度0.92%)、保健・医療が1128円(前年比・名目17.3%増、寄与度0.73%)などとなった。
※ 名目増減率=物価水準の変動の影響を除去していない増減率
詳細データは以下から参照できる。