大手旅行データ会社フォワードキーズは、オーストラリア・パースで開催された世界旅行ツーリズム協議会(WTTC)の世界サミットで、2024年の世界の観光産業は成長を続けており、1~8月の海外旅行者数は2023年同期比で16%増加したことを明らかにした。
この成長はアジア太平洋地域が牽引。世界平均を大きく上回る33%増となった。コロナ禍で国境の再開が遅れていたものの、ようやく以前の力強さを回復させていると指摘。コロナ禍前の水準にはまだ届いていないが、この成長率は潜在旅行需要の高さを示すものとの見解を示している。
この傾向は年末まで続くと見込まれ、2024年9月から12月にかけては、中国が前年同期比58%増、マレーシアが同32%増、日本が同28%増、タイも同28%増、インドネシアが同25%増などとなり、アジア太平洋全体では同19%増になる見込み。