宿泊施設向けITソリューションを展開するtripla(トリプラ)は、世界大手の決済プラットフォーム「Adyen(アディエン)」の単一プラットフォームを導入する。これにより、予約エンジン「tripla Book」を利用する宿泊施設は、クレジットカードによる宿泊予約時の事前決済ならびにキャンセル料の支払いで、国内外の宿泊者の決済情報を一元管理できるほか、多通貨決済にも対応が可能となる。
トリプラは、今後のインバウンド需要の増加を見込み、多通貨決済に対応するため、Adyenのプラットフォームを採用。この提携によって、アジア太平洋地域のホテル予約で、宿泊者からの多通貨決済を最新かつ最適な為替レートで受け付けることができるようになる。
宿泊施設で、OTA経由の予約でのノーショーやキャンセル料請求・回収が大きな課題となっている中、トリプラは宿泊施設専用決済サービス「tripla Pay」を提供。宿泊施設は指定した金額のURLを発行し、予約者にメールで送付することでキャンセル料の請求を行うことを可能にしている。
Adyenは、国内のサービス事業者で唯一、グローバルでオンライン(ECサイトなど)とオフライン(実店舗など)の両方のチャネルに対して、エンドツーエンドの決済ソリューションを提供する単一プラットフォームを提供している。
Adyenのプラットフォームは、クライアントのグローバル展開で、世界各国の主要な決済手段に柔軟に対応できるだけでなく、グローバルのすべてのチャネルにおける決済データを一つの画面に集約することが可能。その決済データを分析することで、世界規模での顧客行動を把握できるほか、クレジットカードの不正利用の傾向を検出し、対策することも可能になる。