
国交省 関東地方整備局 江戸川河川事務所と春日部市、東武トップツアーズは、首都圏の治水施設「首都圏外郭放水路」を活用した本格的な防災ツーリズムを始めた。「災害を自分ごと化」することを念頭に、年間10万人の来場者を目指し、8つのパワーアップ計画を進める。
まず、災害から命を守る自分事化カードを見学者全員に配布し、「防災コンシェルジュ」が命の守り方を解説。また、防災地下神殿をライトアップし、光と音で幻想的な空間を演出することでその魅力を向上させる。
第3立坑を新規公開し、月一回年間100人限定の「地下河川を歩くアドベンチャー体験コース」や世界的に流行しているゲーム「マインクラフト」を利用した新コースを設定する。
小学生向けには文部科学省の学習指導要領に則った小学生向けの探究学習プログラムの開発。インバウンド向けには21か国語の多言語翻訳システムを導入する。
さらに、春日部市に伝わる火伏の龍伝説にまつわる謎解き探検イベントを龍Q館で開催するほか、春日部市や埼玉県内の観光スポットへの周遊を促す観光を目的としたイベントも開催する。