主要旅行業者、海外旅行取扱額、3か月連続前年割れ、募集型企画旅行は2桁減に -2013年4月

観光庁が発表した、2013年4月分の主要旅行業者の旅行取扱状況速報によると、主要58社の海外旅行取扱額は前年比9.5%減の1543億8327万円となり、3ヶ月連続で前年を下回った。マイナス幅も前月の4.1%減から5.4ポイント拡大している。マイナス幅の拡大は旅行商品ブランド(募集型企画旅行)で顕著で、取扱額が12.5%減の484億9569万円、取扱人数は17.6%減の26万9961人となり、取扱額、取扱人数ともに2ケタ減と大幅に減少した。

旅行会社別で前年を上回ったのは、85社中11社のみ。取扱額が大きかった順では、1位がエイチ・アイ・エス(HIS)(8.3%減の226億8846万円)で、阪急交通社(12.1%減の195億7417万円)、JTBワールドバケーション(6.2%減の167億9708万円)と続く。伸び率(取扱額10億円以上)では1位がトラベルプラザインターナショナル(9.8%増の32億4800万円)、2位はジェイティービービジネストラベルソリューションズ(9.4%増の37億8143万円)、3位は日本旅行(5.4%増の92億3625万円)となった。

一方、国内旅行の総取扱額は2.3%増の2877億2608万円で3ヶ月連続の増加。旅行商品ブランドでも取扱額で4.0%増の686億3344万円、取扱人数で0.9%増の267万6295人と、双方とも前年を上回った。外国人旅行は41.7%増の80億5253万円で、旅行商品ブランドの取扱額、取扱人数とも2ケタ増の推移となっている。

みんなのVOICEこの記事を読んで思った意見や感想を書いてください。

観光産業ニュース「トラベルボイス」編集部から届く

一歩先の未来がみえるメルマガ「今日のヘッドライン」 、もうご登録済みですよね?

もし未だ登録していないなら…