日本航空(JL)は、2013年12月の旅客輸送実績を発表した。それによると、国際線の旅客は前年比1.4%増の63万6987人。有効座席キロ3,974,503千座席キロ(前年比2.8%増)に対し、有効旅客キロは2,902,255千人キロ(同0.5%増)。利用率は73.0%となり、前月の76.9%よりも下がった。
各路線の実績を見ると、中国線が前月に引き続き前年実績を上回り、伸び率は11月よりも鈍化したものの、同8.8%増の9万7394人となった一方で、韓国線は同9.2%減の6万4633人と引き続き苦戦した。太平洋線は好調で同3.1%増の14万3849人。東南アジア線とグアム線も前年を上回り、それぞれ同1.9%増の25万3447人、同7.7%増の1万2071人となった。そのほか、欧州線は同2.4%減の5万3299人と前年割れ。オセアニア線は同10.6%増の1万1219人となり、前月に続きマイナスとなった。
利用率を見ると、グアム線が80.2%と唯一80%超え。太平洋線(74.5%)、欧州線(71.1%)、東南アジア線(75.4%)、オセアニア線(72.1%)が70%台に終わった。そのほか、韓国線は70.7%、中国線は60.6%となった。
国内線の旅客数は同8.0%増の249万1599人となり、伸び率は今年度で最も高い結果を残した。有効座席キロ3,083,924千座席キロ(同2.8%増)に対し、有効旅客キロは1,886,464千人キロ(同7.5 %増)。利用率は61.2% で、前月の69.2%から大幅に落ち込んだ。