ゴールデンウィークの航空予約、LCC3社は国内線予約率で明暗、ピーチは70%を確保

LCC3社の2014年度ゴールデンウィーク期間(4月25日〜5月6日)の予約状況がまとまった。それによると、国内線でピーチ・アビエーション(MM)とジェットスター・ジャパン(GK)は、路線拡大に伴い、前年よりも大幅に提供座席数を増加させたものの、予約率は前年を下回った。一方、国際線ではピーチ、バニラ・エア(JW)とも好調に推移している。

▼ピーチ、国際線の座席提供が82%増の4万3200席

国内線予約率は70%に

まずピーチ・アビエーションは、国内線で前年比53%増の11万4840席を提供。予約数は同46%増の8万372人で、予約率は前年の73.2%を下回る70.0%となった。期間中のピーク日は下りが4月26日で予約率77.9%、上りが4月25日で予約率75.6%。今年のGWは連休が分かれていることから、ピークについても分散化の傾向が見られる。

また、国際線では同82%増の4万3200席を提供。予約数は、提供座席数の増加率を上回る同104%増の3万5344人を確保している。予約率も前年の72.8%を大きく上回る81.8%と好調。ピーク日は日本発が4月27日で予約率90.2%、日本着が5月3日で予約率83.7%。期間を通じて高い予約率を維持しているが、特に海外発の予約が好調に推移している。


▼ジェットスター、国内線予約率は52.5%

GKは、国内線で同73.5%増の16万4880席を提供。前年と比較すると路線拡大により提供座席数も大幅に増加した。予約数は同59.7%増の8万6532人。提供座席数の増加率には追いつかず、予約率も前年の57%を下回る52.5%となっている。ピーク日は下りが5月3日で予約率60.5%、上りが5月2日で予約率60.9%。


▼バニラエア、国際線で1万7280席提供で予約率70%

国内線は予約率42.7%に

昨年12月からエア・アジア・ジャパンを引き継いで運航を開始したJWは、国内線で3万1812席を提供し、予約数は1万3585人。予約率は42.7%と苦戦している。ピーク日は成田発の下りが5月3日で予約率81.1%、成田着の上りが5月6日で予約率84.3%。GW期間前半は低い予約率の日が多い。

一方、国際線では1万7280席を提供。予約数は1万2089人で予約率は70%を確保している。ピーク日は成田発が5月3日で予約率86%、成田着が5月6日で予約率84.9%。

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