ANAグループの2016年度年末年始期間(2016年12月22日~2017年1月3日)の利用実績がまとまった。それによると、国際線は提供座席数が前年比9.7%増の45万1530席、旅客数が14.7%増の37万6086人、利用率は3.6ポイント増の83.3%。方面別では、日本発の欧州、中国、アジア・オセアニア、リゾートが好調。訪日需要は欧州、中国、アジア・オセアニアを中心に好調に推移した。
好調だった欧州は提供座席数を前年比0.8%減と絞ったものの、旅客数は22.3%増、利用率85.2%。中国は提供座席数9.3%増に対し、旅客数はさらに28.3%増と大幅な伸び、利用率は75.1%。一方、北米は提供座席数を前年比1.5%減、旅客数も6%減と減少。利用率は80.3%だった。ピーク日は、日本発が12月29日で利用率93.4%、日本着が1月3日で88.3%。
国内線は、提供座席数は2.3%減の241万3518席に対し、旅客数は6.6%増の179万9689人、利用率は3.6ポイント増の74.6%。帰省需要を中心に好調に推移したほか、方面別では、沖縄が提供座席数3.2%増、旅客数は14.1%増、利用率は76.9%で好調。関西は提供座席数を0.5%減としたが旅客数は9.5%増、利用率は85.2%と大幅な伸びとなった。ピーク日は下りが12月29日で利用率96.1%。上りが1月3日で95.7%。