エアバス社は、大口顧客であるエミレーツ航空との長期契約に失敗すれば、超大型旅客機A380の生産を中止する可能性を示唆している。AP通信が報じた。
エアバスのジョン・リーヒーCOOは「エミレーツ航空との取引がうまくいかなければ、A380プログラムを中止する他ない」と発言。最低でも今後8年から10年にかけて、年間6機のA380を発注する能力があるエミレーツ航空は、A380プログラムを存続させるために必要との見解を示した。
エアバスは2017年に15機のA380を引き渡した。今年は27機を引き渡す予定だが、その後は年6機に減産する計画。エミレーツ航空は昨年11月に100機目となるA380を受領した。