ユナイテッド航空、脱炭素化へ4000万米ドルを投資、2050年までにCO2排出量を半減へ

ユナイテッド航空は持続可能な航空燃料や脱炭素化技術開発の促進を目的に、4000万米ドル(約44億円)の投資を決定した。

ユナイテッド航空では2016年、世界で初めて持続可能な航空燃料の継続的な使用を開始し、2018年には2050年までに二酸化炭素排出量を2005年時から半減させる公約を発表。今年5月には、今後2年間で持続可能な航空燃料を最大1000万ガロン購入する契約を締結した。今後はさらに環境保全の意欲の高いパートナーとともに脱炭素化を推進していく方針だ。

すでに、航空燃料のデベロッパーである米国のフルクラム・バイオエナジーに対し、航空会社の持続可能な航空燃料への単一投資として最高額となる3000万米ドルを投資。同社とは、持続可能な航空燃料の取引契約として最大規模となる10億ガロン近くの購入の仮契約も締結している。

このほか、燃料以外でも、燃料消費の削減効果の高いスプリット・シミッター・ウィングレットを航空会社として初採用し、現在約400機に装備。航空機支援車両を炭素排出の少ない電動車両に代える取り組みなども推進している。

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