リクルートは、2020年3月期第3四半期の連結業績(2019年4月1日~12月31日)を発表した。それによると、累計の売上収益は前年同期比4.6%増の1兆8097億円、営業利益が同10.5%増の2122億円、四半期利益は同14%増の1665億円となり、増収増益を達成した。HRテクノロジー事業とメディア&ソリューション事業が増収増益となった一方、人材派遣事業は、主に欧州の不透明な経済環境を受けて減収減益となった。
メディア&ソリューション事業のうち、「じゃらん」など旅行分野の累計売上収益は同21.1%増の565億円となった。第3四半期のみでは同17.8%増の177億円。旅行分野の増収について同社は、2019年5月の10連休による当第3四半期の需要への反動や、天候不順による影響があったなかで、2019年4月1日より検索予約サイト「じゃらん」の利用料(宿泊施設側が支払う手数料)の変更などが要因と説明している。
メディア&ソリューション事業全体の累計売上収益は、住宅分野、旅行分野、美容分野が増収した結果、同6.7%増の5630億円。第3四半期のみでは、同3.7%増の1848億円を計上した。