【図解】東南アジア主要4市場からの訪日旅行者、2020年3月は8割以上の大幅減に

日本政府観光局(JNTO)発表による2020年3月の訪日外国人数(推計値)を東南アジア主要4か国/地域(タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシア)でみると、タイは96.7%減の4800人、シンガポールは88.3%減の5100人、マレーシアは93.5%減の3300人、インドネシアは81.3%減の7400人。いずれも1万人を大きく割り込むレベルに落ち込んだ。

新型コロナウイルス感染症の流行拡大に伴い、タイでは2月17日にタイ政府が日本を含む6カ国・地域に「不要な渡航延期の勧告」を発出、その後3月26日にはタイ全土での非常事態宣言が発令された。シンガポールでも2月7日以降に感染症警戒レベルの引き上げ、日本への不要不急の渡航自粛要請、海外滞在者に対するシンガポールへの入国規制を実施。マレーシアは3月5日以降に日本を含む国・地域への渡航延期勧告や出国禁止を含む活動制限令などを発出。インドネシアでも3月3日以降、日本への渡航警戒レベルの引き上げなどがおこなわれた。これらに加え、3月28日からは日本における検疫強化と査証無効化を実施。その結果、4市場すべてで訪問者数は前年同月を大幅に下回った。

また、これら4市場にフィリピン、ベトナム、インドを加えた東南アジア全体では86.3%減。訪日外客数全体の同エリアのシェアは、昨年3月の28.0%から14.3%までにほぼ1/2に縮小した。

タイ・シンガポール・マレーシア・インドネシアの直近12カ月の推移は以下のとおり。

※本グラフはコピー&ペーストで自由に転載可

地域別の訪日外客数のシェアの推移は以下のとおり。

JNTO報道資料より 

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