新型コロナウイルスの拡大で実施されてきた世界各国の出入国規制が大きく変化し始めている。欧州のように出入国規制を緩和する地域がある一方、感染拡大が続く南米やアフリカ、第2波が懸念される地域では規制を強める動きもある。世界各国のルールが刻一刻と変化していく中で、トラベルボイスは正しい最新情報を得るためのツールや情報提供元をまとめた。
まず、国際航空運送協会(IATA)が発信しているインタラクティブ・ワールドマップが分かりやすい。新型コロナウイルスの感染状況の変化に合わせて1日200回以上、状況を更新しているもので、目的地や出発日、旅行者の居住地、市民権などを入力すると、入国規制の状況、ビザの有無などを詳細に知ることができる。世界保健機構(WHO)は、日毎の各地の感染者数の状況をまとめており、あわせて確認したい。どちらも現在のところ、言語は英語のみでの提供だ。
日本語で確認するときは、日本の外務省・海外安全情報ホームページが、新型コロナウイルス感染症に関わる水際対策の詳細、入国制限措置と入国後の行動制限措置が国・地域ごとに詳細に公開している。また、厚労省は検疫の観点から、法務省は上陸拒否の観点から情報を発信している。
- 外務省 海外安全ホームページ
- 外務省 日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国後の行動制限
- 外務省 新型コロナウイルス感染症に関する水際対策の強化に係る措置について
- 厚生労働省 日本への入国の際の検疫・隔離等に関する情報
- 法務省 日本への上陸拒否地域等に関する情報
また、在外日本大使館や在日本の外国大使館がホームページで規制緩和、検疫などの情報を発信しており、詳細を知ることができる。