JR東日本と西武HDが包括連携、「関係人口」の拡大へ、ワーケーション・まちづくり・沿線活性化などで新機軸

JR東日本と西武ホールディングスは、コロナ禍の新しい生活ニーズに対応するため、包括的な連携を実施する。これにより、今までにない新しいライフスタイルを生み出すとともに、地方への移動の活性化や関係人口の増加を図り、地方創生につなげていく。

具体的には、新しい働き方・暮らし方の提案、まちづくりに向けた長期的な連携、沿線活性化に向けた連携の3つを軸として、包括的にさまざまな取り組みを進めていく。

報道資料より新しい働き方・暮らし方の提案では、ワーケーションを推進。既存のワーケーションを発展させるだけでなく、新機軸のワーケーションも提案し、「利用者」と「企業」だけでなく、「地域」も含めた三方の目的を達成する新たなワーケーションのスタイルを創出していく。

新たなワーケーションとしては、両社のリソースを活用し、JR東日本と西武HDのリソースを活用し、法人に対して、ボランティア活動を取り入れたワーケーションを提案していくほか、プリンスホテルでの宿泊と、JR東日本の新幹線往復チケットやレンタカーがセットになった移住トライアルプラン、企業向けの研修プラン、スポーツなどのテーマ型ワーケーションプランを提案していく。

報道資料よりこのほか、JR東日本の新幹線「グランクラス」とプリンスホテルの特別な客室を組み合わせた高級旅行プランを造成。テレワークでは、JR東日本沿線に展開している「STATION BOOTH」を西武鉄道沿線駅にも展開を検討していく。

まちづくりに向けた長期的な連携では、MaaSを活用したモビリティサービスの実現や両社の事業エリアが結節・近接する拠点におけるまちづくりで価値の最大化を目指す。

沿線活性化に向けた連携では、SDGsや地方創生などをテーマとしたオープンイノベーション推進。JR東日本スタートアップの事業共創プログラム「JR東日本スタートアッププログラム」と西武ラボの新規事業創出イノベーション・プログラム「SWING」の採択事例の相互活用も強化していく。

さらに、JR東日本品川駅と品川プリンスホテルとの連携プロジェクトを立ち上げ、品川エリアの価値創造に取り組むほか、グローバルMICEの誘致にも力を入れていく。

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