大日本印刷、リアルとバーチャルを融合した地域創生型空間の開発へ、2025年度までに全国30地域・施設を開設

大日本印刷は2021年3月23日、リアルとバーチャルを融合した地域創生型空間を開発するXRコミュニケーション事業を開始した。

VR(仮想現実)、AR(拡張現実)、MR(複合現実)などの技術によって、現実の地域や施設が持つ価値や機能を拡充させ、生活者に新しい体験価値を提供。地域創生につなげる「地域共創型XRまちづくりPARALLEL CITY(パラレルシティ)」を推進する。2025年までに全国30の地域や施設の公認空間を開設し、関連事業を含め100億円の売上を目指す。

ニューノーマルの構築が進むなか、時間や距離による制限を受けない仮想空間を活用したサービスが求められるようになり、XR関連事業が拡大しているのが背景。大日本印刷は独自の「P&I(印刷と情報)」の強みである表現技術、情報処理能力を活かしてXRコミュニケーション事業を推進する。

XRロケーションシステム「PARALLEL SITE(パラレルサイト)」を提供するほか、アニメ・マンガ、ゲームなどのコンテンツホルダーとの協業、文化遺産などのアーカイブ事業の活用によって、生活者が多様な文化に触れて楽しみながら学べる新しい体験価値を創出する。

第1弾として、今年4月末に北海道札幌市北3条広場(アカプラ)、5月末に東京都渋谷区宮下公園でXRコミュニケーション事業を展開する空間のオープンを予定している。

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