アルゼンチン、「デジタルノマド」対象のビザ発給、有効期限は6ヶ月、観光客誘致の役割にも期待

アルゼンチンがデジタルノマドを対象にした一時ビザの発給を始めた。外貨獲得が狙い。デジタルノマドは購買力が高く、AP通信によると月平均消費額は通常の観光客の2倍に当たる約3000ドル(約39万円)と推計されている。

パンデミックにより働き方が変化する中、世界ではリモートワーカーを対象にしたビザを発給する国が登場している。南米では、ブラジルに次いでアルゼンチンが2カ国目。一時ビザの有効期間は6ヶ月。通常の観光ビザの3ヶ月よりも長く、更新も1回行うことが可能という。

対象はアルゼンチン入国に観光ビザの取得が必要のない国。申請者は、少なくとも1人の雇用主と仕事上の関係を証明する履歴書と書類を提出する必要がある。

ビザ発給にあたり、同国のワドデペドロ内務大臣は「リモートワークをしながら、アルゼンチンでの体験を楽しんでもらい、帰国した時には自国でその良さをアピールしてもらいたい」と話し、デジタルノマドに対して観光誘致の役割への期待感も表した。

※ドル円換算は1ドル130円でトラベルボイス編集部が算出

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