世界の旅行代理店など法人向け旅行流通ソリューションを提供するアマデウス社の航空データによると、2022年4月最終週の航空便の検索数が2019年同期比で3%減まで回復していることが分かった。国内線が回復を後押ししている一方で、国際線も順調に回復。アジア太平洋地域では、特にインドの成長が著しく、2019年同期比5%増となった。
2021年との比較では2022年1月〜4月の検索数の成長率は世界平均で69%。月別では、1月37%増、2月77%増、3月67%増、4月は94%増と大きく伸びた。このうち、国際線の検索数は61%増。
国際線の路線別で見ると、主要都市間の検索数の回復が顕著で、16主要路線のうち9路線がほぼ2019年水準にまで回復。2021年比でデリー/トロント線は32%増、テルアビブ/ニューヨーク線は90%増、ソウル/ニューヨーク線が10%増、モントリオール/パリ線が60%増などとなっている。
アジアでは韓国の回復が際立ち、2022年4月のソウル発10国際路線のうち6路線、ソウル/チェジュ島の国内線が前年比で大きく伸びているほか、シドニー発シンガポール行きの便の検索も倍以上増えた。