総務省が発表した2022年4月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は30万4510円で、物価変動の影響を除いた実質で前年同月比1.7%減少した。前月比では実質で1%増加した。
このうち、交通・通信の消費支出は実質で前年同月比8.1%減の4万2053円、教養娯楽は同5.4%増の2万8600円。交通は、自動車等関係費は減少したが、外出が増えたことから鉄道運賃、航空運賃ともに実質寄与度が0.11、教育娯楽サービスは国内パック旅行費の実質寄与度が0.39、宿泊料が0.2となった。
新型コロナウイルスの影響がなかった2019年4月と比べると、消費支出は0.7%のマイナス。観光産業の減少幅は依然として大きく、実質で鉄道運賃が52.3%減、宿泊料が30.8%減、パック旅行費が57.5%減、遊園地入場・乗り物代が50.6%減などとなっている。