日本政府観光局(JNTO)によると、2022年5月の日本人出国者数(推計値)は13万4000人となった。
国内外の出入国規制・措置の緩和や、日本政府の感染症危険情報の引き下げを受け、旅行会社が2年ぶりにハワイツアーの催行を再開したことで、ゴールデンウィークに出発する海外旅行が増加。2年ぶりに10万人を超えた2022年4月を上回る、出国者数となった。
ただし、2019年同月と比べると、90.7%減(2019年同月の実数:143万7929人)で、日本人出国者数は依然としてコロナ以前のわずか1割となっている。
日本発の国際線実績(航空データ:OAG社)では、回復が鮮明だ。2022年5月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数は前年比30.9%増の3526便、座席数は32.7%増の86万3545席となり、いずれも3割増となった。航空会社の日本市場に対するアウトバウンドへの期待がうかがえる。
直近の日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。