スカンジナビア航空、米国連邦破産法第11条を申請、運航は継続、パイロットのストライキによる欠航でダメージも

スカンジナビア航空および同航空の一部の子会社は米国の連邦破産法第11条(チャプター11)の適用申請手続きに入った。運航は継続し、9ヶ月〜12ヶ月で手続きの完了を目指す。今後は、チャプター11のもと、包括的な変革計画「SAS FORWARD」を進めていくとともに、チャプター11下のつなぎ融資である占有継続債務者(DIP)によって、最大70億クローネ(約910億円)の資金を調達する計画だ。

一方、パイロット組合が大規模なストライキに入ることにしているため、多数の欠航便が発生する見通し。同航空では、これによって、資金流動性と財務状況が悪化する恐れがあるとしている。

「SAS FORWARD」では、約75億クローネ(約975億円)のコスト削減を実施し、構造改革を進めるほか、少なくとも95億クローネ(約1235億円)の新規株式発行によるの資金調達、200億クローネ(約2600億円)を超える債務の削減または普通株式への転換も行う。

※クローネ円換算は1クローネ13円でトラベルボイス編集部が算出

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