海外旅行の回復のカギは「東アジアの航空座席供給数」、旅行コスト上昇に見合う価値提供がポイントに ―JTB海外旅行レポート2022

JTBはこのほど、海外旅行市場の展望をまとめた「JTB海外旅行レポート2022 日本市場における海外旅行のすべて」を発行した。1988年以来、今年で35回目の発行。JTB総合研究所が独自アンケートや各関係機関の統計資料に基づき、海外旅行マーケットの動向、構造を分析した。なお、これまでの「JTB REPORT 日本人海外旅行のすべて」から名称変更した。

一部を抜粋すると、水際対策の緩和が早かった欧米では国際線座席供給量がすでにコロナ前の水準に達している路線もあり、日本を含むアジア、とりわけ東アジアは大きく遅れを取っている。2019年に海外旅行者数が過去最高を記録した背景のひとつに東アジアを中心とした訪日旅行者数の伸びと連動があったことから、東アジアにおける国際線座席供給数の回復が海外旅行市場復活への鍵になるとしている。

出典:JTB総合研究所

また、主要方面の大半で現地滞在費を含めた旅行コストが大幅に上昇している。過去30年なかった現象だという。旅行者の海外旅行への意欲が失われたわけではないが、「旅行コストの上昇に見合う価値の提供が大きなポイントとなる」などと分析している。

出典:JTB総合研究所

JTB総合研究所が2022年3月に実施した「コロナ禍におけるこれからの日本人の海外旅行意識調査」では、海外旅行の最大の心理的なハードルは「感染症や病気などにかかるリスク」。「入国、もしくは帰国時に隔離期間があること」も上位にあがっていた。「日本の水際対策は大幅に緩和されたが、観光目的の海外旅行の需要回復にどの程度結びつくか注目される」と見ている。

出典:JTB総合研究所

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