ブッキング・ドットコム・ジャパンの北アジア地区統括リージョナル・ディレクター、竹村章美氏が、2023年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。
竹村氏は2023年、より多くの人が旅に出るとし、国内外問わずシームレスかつワンストップで、思い思いの旅を簡単に自由設計できるよう、引き続き利便性とロイヤルティのあるサービスを提供していく方針を述べた。特にサステナブル・トラベルでは、「すべての人がサステナブルな旅を簡単にみつけられるようにする」ことを目指すと宣言。また、地域の観光需要の掘り起こしを目的に、まだ伝えきれていない日本の文化や伝統、自然などを発信し、誘客する意欲も示している。
発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。
2023年 年頭所感
新年明けましておめでとうございます。謹んで新春のお慶びを申し上げます。
2022年は新型コロナウィルスに慎重に向き合いながらも、「すべての人に、世界をより身近に体験できる自由を」ミッションに、歩を進めてきた一年となりました。弊社では社員が一体となって、それぞれの出来得ることを取り組むことに専念して参りましたが、旅の価値や魅力を分かち合ってくださったお客さま、共に協働していただいた各社パートナーの皆様に御礼申し上げます。
この年末年始は、国内外の旅行者の行き交う様子を街中で多く目にする機会が明らかに増え、待ち侘びていた瞬間が来たことを実感しております。2023年はより多くの方たちが旅に出ることになるでしょうから、私たちBooking.comでは旅行者意識や市場のトレンドをしっかりと把握し、国内外問わずにシームレスかつワンストップで、思い思いの旅を簡単に自由設計いただけるように、利便性かつロイヤルティあるサービスを引き続きご提供して参ります。
特に2023年はサステナブル・トラベルを一層重視し、愚直に進めて参ります。
「サステナブル・トラベル」プログラムの認証制度の取り組みは、2021年11月に開始してから1年少々が経ちましたが、一緒に取り組みを進める宿泊施設パートナー数も増え、併せて旅行者の関心の高まりを実感しています。この高まりを絶やさないためにもプログラムの認知と啓発活動を遂行し、取り組みの輪を大きく広げ、「すべての人がサステナブルな旅を簡単にみつけられるようにする」ことを目指しています。私たちは、旅は文化理解を深める力や多くの地域に社会経済的な機会を与える力、また地球環境の長期的な保護と活性化をつなげる力など、様々な良い影響をもたらす強力なパワーを持っていると考えています。
また、地域での観光需要を掘り起こすことに寄与したいと思っております。
Booking.comで毎年11月に発表している「旅行トレンド予測調査」では、日本を含む世界の旅行者たちは、日々の中で節約し、旅を贅沢に楽しんだり、自然の中のシンプルかつミニマルな「オフ・ザ・グリッド」な旅、異文化な旅、ノスタルジックな旅などを求めていることが分かりました。
これらの旅行者の意識の高まりを認識し、まだまだ伝えきれていない日本の持つ素晴らしいカルチャーや伝統、自然環境などを国内外の方たちに知ってもらい、また実際に訪れてもらえるように、弊社の世界に広がるネットワークを活用しながら努めて参ります。
本年もBooking.comをどうぞよろしくお願いします。
ブッキング・ドットコム・ジャパン株式会社
北アジア地区統括リージョナル・ディレクター
竹村章美