日本政府観光局(JNTO)によると、2023年7月の日本人出国者数(推計値)は89万1600人で、前月(70万3259人)から約19万人増加した。夏休みに入った影響からか、前月からの増加人数は、今年最多となった。2019年同月比では46.3%減(2019年7月の実数は165万9166人)で、依然として低水準だが、コロナ以前の半分強まで回復した。
航空データOAG社よると、2023年7月に国内主要6空港(成田、関空、羽田、福岡、名古屋、札幌)から出発した国際線は、便数が2019年比27.4%減の1万6287便(6134便減)、座席数は26.0%減の382万4748席(134万2763便減)。わずかだが、前月よりも減少幅が改善し、増加傾向にある。
空港別でみると、羽田空港は便数(4119便)、座席数(99万9276席)で、2019年実績を上回った。その他の主要空港は依然として2019年の実績を下回っているが、福岡空港は便数(1591便)、座席数(32万7104席)とも、2019年の9割強まで回復している。
日本人出国者数の月次推移は以下のとおり。