Trip.com、中国発の海外ホテル・航空券予約はコロナ前の6割、国内旅行の好調続く ―2023年第2四半期

世界大手OTAトリップ・ドットコム・グループ(Trip.com)は、2023年度第2四半期(2023年4月~6月)の営業実績を発表した。中国の国内旅行市場は引き続き好調。ホテル予約は2019年同期と比較しても60%以上増加した。また、海外ホテルおよび航空券予約は、コロナ前の60%まで回復。これは、中国全体の国際線旅客数回復率37%を上回った。

また、同社グローバルOTAプラットフォームでの航空券予約は前年同期比120%以上増加。2019年同期比でほぼ倍となった。

同社ジェームス・リャン会長は「航空輸送能力の回復が限定的な中でも、旅行需要は伸びている。長期的な需要に対して楽観視している」とコメントしている。

第2四半期の売上高は前年同期比180%増の112億人民元(約2240億円)となり、2019年同期比でも29%の増加となった。当期利益は前年同期の6900万人民元(約13.8億円)から6億3100万人民元(約126億円)に大幅に増加。調整後EBITDAは37億人民元(約740億円)となった。

部門別の売上高を見ると、宿泊予約は同216%増の43億人民元(約860億円)。交通チケットは同173%増の48億人民元(約960億円)。パッケージツアーは同492%増の7億2200万人民元(約144億円)。法人旅行が同178%増の5億8400万人民元(約117億円)。

※人民元円換算は1人民元20円でトラベルボイス編集部が算出

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