和歌山市、転出した若者をつなぎ止めるデジタルプラットフォーム、地方創生に向けた事業モデルを構築へ

デジタルマーケティング支援を行うシナジーマーケティング社は、和歌山市とデジタルプラットフォーム「FAVTOWN wakayama(ファボタウン ワカヤマ)」の企画・運営事業に関する新たな連携協定を締結した。和歌山市とともに市外在住者とのつながりの拡大、転出した若者のUターン就職・移住の増加に向けた事業を継続していく。

同社は、2022年10月に和歌山市と「和歌山市関係人口創出モデル実証事業」で連携協定を締結。2023年2月に「FAVTOWN wakayama」を立ち上げ、進学や就職によって和歌山市を離れる若年層とのつながりを強める実証事業を進めてきた。

「FAVTOWN wakayama」は、和歌山市の住民に加え、進学・就職などで和歌山市を離れる人、他都道府県在住で和歌山市出身の人が無料で登録が可能。2023年6月末時点の会員数は1520人。このうち、20代までの若年層が約6割、県外在住者が7割強だという。

実証事業では、進学・就職などで和歌山市を離れる人を対象に、地元協賛企業の製品を詰め合わせた「ふるさと便」など会員限定の特典を打ち出し、市内開催のイベントや、出身校の活動報告などを通じて、和歌山市への愛着醸成を促す情報発信を実施してきた。

今後、「FAVTOWN wakayama」では、自治体、地域の企業、学校などとの連携を強化し、「ふるさとで働く」「ふるさとや母校へ寄付する」「ふるさとを応援する」気運を醸成し、地方創生に向けた持続可能な事業モデルの構築していく。

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