成田空港、2023年の国際線旅客数は2019年比3割減、インバウンド急回復、国内線は過去最高に

成田国際空港(NAA)が2024年1月25日発表した2023年(1~12月)の空港運用状況によると、航空旅客数全体は前年比112%増、コロナ禍前の2019年比26%減の3270万人だった。

国際線旅客数は2023年4月の水際対策撤廃などを受け、前年比177%増の2504万人となった(2019年比では32%減)。2022年に比べ1600万人以上増加した。なかでも外国人旅客数が前年比370%増、2019年比12%減の1607万人で、過去3番目の水準となった。日本人客数は前年比153%増、2019年比59%減の605万人と、インバウンドに比べると回復の遅れた。国際線旅客便の発着回数は前年比79%増、2019年比31%減の12万4964回だった。

国内線旅客数は前年比20%増、2019年並みの765万人で過去最高値となった。旅客便の発着回数も2019年以来、4年ぶりを超える5万346回(前年比3%増、2019年比5%減)まで回復した。

発表資料より

2023年12月は国際線外国人客数が過去最高に

2023年12月の航空旅客数全体は前年同月比43%増、2019年同月比17%減の308万人だった。2019年同月比で21%減の244万人にとどまったが、このうち外国人旅客数が同6%増の165万人と、12月として最も高い数となった。日本人旅客数は同52%減の57万人で、11月に引き続きコロナ禍前の5割程度の水準で推移している。発着回数は同21%減の1万2350回だった。国内線旅客数は12月として最高の同4%増の64.1万人。発着回数は同9%減の4145回だった。

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