米政府、新たな高速鉄道計画に追加資金を投入へ、ラスベガス/ロサンゼルス郊外間、2028年五輪までに開業か

写真:AP通信

米政府は2024年1月23日(現地時間)、ラスベガスと南カリフォルニアを結ぶ高速鉄道計画「ブライトライン・ウエスト」について、プロジェクト予算120億ドル(約1.8兆円)のうち25億ドル(約3680億円)の非課税債券の発行を承認した。

2023年12月には米運輸省が30億ドル(約4410億円)の補助金を交付。2020年には10億ドル(約1470億円)の非課税債券を発行する認可も受けている。

計画を進めるブライトライン・ホールディングスは、米国で唯一の民間鉄道会社。現在、マイアミ/オーランド間で最高時速200キロの高速鉄道を運行している。

ブライトライン・ウエスト・プロジェクトは、ラスベガスとロサンゼルス郊外のサン・バーナーディーノ郡間、ハイウェイ15号線沿い全長352キロを時速300キロ以上で結ぶ計画。車による移動では4時間ほどかかるが、それを半分に短縮する。

すでに、建設に向けた労働規約、通行用地の買収、環境アセスメントも完了している。

このブロジェクトを後押ししている民主党のジャッキー・ローゼン上院議員は、鉄道の開通はネバダ州の観光経済を促進し、数千人の雇用を生み出すと期待をかけている。

工事開始日はまだ発表されていないが、関係者によると、2028年のロサンゼルス五輪までに開業する可能性があるという。

※ドル円換算は1ドル147円でトラベルボイスが算出

※本記事は、AP通信との正規契約に基づいて、トラベルボイス編集部が翻訳・編集しました。

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