観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年4月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は、2023年同月比13.6%増、2019年同月比36.1%減の2663億2294万円となった。なお、2019年のゴールデンウィークは10連休だった。
国内旅行は1581億5048万円。2019年同月比では30%減だったものの、前年同月とほぼ同じ額となった。海外旅行は前年同月比54.2%増の842億654万円と回復傾向にあるものの、2019年同月比では48.9%減。外国人旅行は同9.4%増の239億6593万円。2019年同月比では7.1%減となった、
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、2023年同月比で、取扱額が同6.0%増の527億738万円、取扱人数が同9.4%減の123万7837人。国内旅行は取扱額が同4.9%減の448億3250万円、取扱人数が同10.7%減の120万4407人。海外旅行は、同215.4%増の75億8418万円、取扱人数が同178.5%増の2万535人となったが、2019年比では取扱額が76.1%減、取扱人数が83.7%減と大幅な減少が続いている。
また、主要各社・グループの4月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB6社が同32.3%減の977億1957万円、日本旅行4社が同30.7%減の283億365万円、阪急交通社2社が同19.4%減の282億6230万円、KNT-CTホールディングス4社が同38.3%減の232億5683万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同53.1%減の221億6915億円の順だった。