国内大手旅行43社の総取扱額、2024年3月は2019年比で6%減まで回復、海外旅行は33%減

観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年3月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は2019年同月比6.1%減の4211億8042万円となリ、減少率は前月の21.9%から大きく改善した。2023年同月比では海外・外国人旅行は上回ったが、国内旅行は減少。2019年同月比では外国人・国内旅行は上回ったが、海外旅行は下回った。

国内旅行は2806億8208万円。前年同月比は36.1%減だったものの、2019年同月比では11.8%増となった。海外旅行は同65.6%増の1166億6613万円と回復傾向にあるものの、2019年同月比では依然として33.1%減となった。外国人旅行は同23.4%増の238億3221万円。2019年同月比でも4.0%増となった、

旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、2023年同月比で、取扱額が同12.9%減の796億1025万円、取扱人数が同22.3%減の197万8311人。国内旅行は取扱額が同23.3%減の665億5164万円、取扱人数が同23.8%減の252万4654人、海外旅行が同185.1%増の128億1512万円、取扱人数が同211.5%増の4万4766人となったが、2019年比では取扱額が66.1%減、取扱人数が77.2%減となっており、引き続き個人旅行へのシフトが加速している様子が伺える。

報道資料よりまた、主要各社・グループの3月の総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB6社が同24.1%増の1912億9907万円、KNT-CTホールディングス4社が同5.1%増の450億6266万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が同27.2%減の344億4265億円、日本旅行4社が同22.5%減の318億396万円、阪急交通社2社が同23.1%減の247億2309万円の順だった。

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