エイチ・アイ・エス(HIS)は、このほどタイ国政府観光庁(TAT)とともに、「I LOVE ZO3プロジェクト」としてアジアゾウ保護ドネーションNFTを発売した。生物多様性を守り、持続可能な未来を目指す目的で、NFT購入代金の一部はケガを負ったアジアゾウの保護に役立てられる。同社グループの事業を通じたサステナビリティ経営推進の一環。
アジアゾウは森林減少や人口増加などで生息地が減少している。HISはタイのシンボルとも言われるアジアゾウの保護活動に参加しながら、観光資源保全に関わるプロジェクトとして、NFTを販売する。
NFTのデザインは、タイの新進芸術家が描き下ろしたイラストを使用し、ムエタイとアジアゾウを掛け合わせた。アジアゾウ保護ドネーションNFTの価格は5000円で、購入者にはTATからの感謝状、HISタイ旅行申し込みで5000円割引と現地で使えるWi-Fi無料レンタル、タイの特別限定ツアーなどの特典を提供する。同社は「NFT保有者限定の特典や権利を付与することで、TATとともに保有者や観光地にとって継続的にベネフィットが循環するエコシステムを実現したい」などとしている。