観光庁は、国内の主要旅行業43社・グループの2024年8月の旅行取扱状況(速報)を発表した。総取扱額は3233億6190万円で、2023年同月比では1.8%増となったものの、2019年同月比では32.5%減だった。
国内旅行が2019年同月比32.4%減の1780億4703万円(2023年同月比7.1%減)、海外旅行は同33.0%減の1325億9180万円(同18.5%増)、外国人旅行は同29.3%減の127億2307万円(同9.3%減)だった。
旅行商品ブランド(募集型企画旅行/いわゆるパッケージツアー)の合計は、取扱額が同49.3%減の856億4898万円、取扱人数が同49.9%減の164万6888人。国内旅行は取扱額が同41.1%減の690億5844万円、取扱人数が同47.6%減の159万6106人、海外旅行が同67.9%減の164億4345万円、取扱人数が同79.0%減の4万2863人となり、パッケージツアー離れが続いている。
また、主要各社・グループの総取扱額を2019年同月比でみると、トップ5はJTB7社が25.1%減の1145億903万円、エイチ・アイ・エス(HIS)6社が21.3%減の454億2305億円、KNT-CTホールディングス4社が36.7%減の287億3940万円、日本旅行4社が32.1%減の286億7016万円、阪急交通社2社が15.2%減の252億9982万円の順だった。
なお、2023年8月比では、HIS、KNT-CT、阪急が前年を上回った。