【年頭所感】一休 代表取締役社長 榊淳氏 ―2025年はインバウンド対応を強化、8か国語で展開へ

一休代表取締役社長の榊淳氏が、2025年を迎えるにあたって年頭所感を発表した。

榊氏は、2024年の宿泊業界がインバウンドを中心に目覚ましい回復を遂げる一方で、施設に対し国内旅行客を安定的に送客するため、顧客行動に応じた集客支援を進めてきたと言及。同社は高級領域を得意とする「一休.com」のほか、LINEヤフー社から委託を受けた「Yahoo!トラベル」も運営しているため、利用シーンごとに異なる顧客の好みや動向をデータから多角的に読み取り、プロダクトを磨き、提案の精度を高めることができたと振り返った。

また、2025年は新たな一手として「一休.com」の情報を8カ国語に自動翻訳する機能を設ける。インバウンド集客とともに、日本のおもてなし文化の素晴らしさを世界中に発信したいと決意を示した。

発表された内容は以下のとおり。原文のまま掲載する。


2025年 年頭所感

新春を迎え、謹んで新年のご挨拶を申し上げます。日頃より宿泊施設の皆さまをはじめ関係各位に格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

2024年も宿泊業界は好調を維持し、とりわけインバウンド市場は目覚ましい回復を遂げています。そのような状況下でも、宿泊施設様に国内旅行客を安定的にご送客できるよう、顧客行動に応じた集客支援を着実に進めてきた1年でした。

当社では、高級領域を得意とする「一休.com」のほか、LINEヤフー社から委託を受け「Yahoo!トラベル」も運営しているため、あらゆるカテゴリーの宿泊施設様の情報をユーザーにお届けすることができます。数多の魅力的なお宿を最適なタイミングと料金で販売するため、利用シーンごとに異なる顧客の好みや動向をデータから多角的に読み取り、プロダクトを磨き、提案の精度を高めてまいりました。さらに新規掲載にも注力し、より幅広いニーズにお応えできるサービスへと成長を続けていきます。

また、世界中から厳選したホテルのみをご紹介する「一休.com海外」はサービス開始から1年が経ちました。国内向けサービスで培ったノウハウを活かし、デザインもあえて国内サイトに似せることで、旅好きのユーザーから高くご評価いただいております。

2025年も、引き続き国内外の旅行客が活発に動く年になることが予想されています。当社では、宿泊施設様の集客支援の新たな一手として、「一休.com」の情報を8か国語に自動翻訳する機能を設ける予定です。今後欠くことのできないインバウンド集客のお手伝いをすると同時に、日本のおもてなし文化の素晴らしさを世界中の方々にもお楽しみいただく一助となれるよう、引き続き精進してまいります。

本年もよろしくお願い申し上げます。

株式会社一休

代表取締役社長 榊淳

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