国交省、LCC2社に厳重注意、一部点検漏れで

国土交通省は2013年10月9日付けで、国内LCC2社に対する厳重注意行った。対象となったのは、ジェットスター・ジャパン(GK)とエアアジア・ジャパン(JW/11月からバニラエア)。国交省は、両社が耐空性改善通報(TCD)で求められている水泳尾翼上部駆動装置の取付部の定期検査を一部行わないまま長期間運航していたことを確認、指摘した。同省は、この点を安全運航確保の観点から重大な問題ととらえ、今回の厳重注意をおこなったとしている。

国土交通省が指摘した定期検査の一部が行われていなかったのは、ジェットスター・ジャパンがエアバス320‐232型機17機のうち7機、最大約8か月。エアアジア・ジャパンはA320‐214/216型機4機のうち3機で最大約7か月間だった。

同省は両社に対して、こうしたことが発生した原因と背景を調査したうえで、再発防止策を10月23日までに報告するように求めている。



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