旅行、宿泊業の労働状況、所定労働時間は最長、休暇取得数は最低レベル

厚生労働省が発表した「2013年就労条件総合調査結果」によると、1企業当たりの所定労働時間は1日あたり平均7時間44分、週あたりでは平均39時間25分だった。宿泊業、飲食サービス業は39時間53分で産業分類別で最長となり、旅行会社が含まれる生活関連サービス業・娯楽業は39時間41分で2番目に長い。対して、最短は金融業、保険業の37時間57分で、旅行関連業と2時間近い差が生じていた。

年間休日総数でも旅行関連業は平均よりも少なく、1企業平均の105.4日、労働者1人平均の112.6日に対して、宿泊業、飲食サービス業は1企業平均95.6日、1人平均107.3日。旅行会社が含まれる生活関連サービス業、娯楽業は1企業平均が96.4日、1人平均107.3日。1企業平均の年間休日総数が100日に達していないのは、今回の産業分類別では前述の旅行関連業2区分に加え、運輸業、郵便業(98.5日)の3区分のみだった。

年次有給休暇の取得状況では、平均の取得日数8.6日(取得率:47.1%)に対し、宿泊業、飲食サービス業は4.9日(29.8%)で最少。生活関連サービス業、娯楽業は6.3日(38.4%)で、卸売業、小売業の6.0日(33.5%)に次いで少なかった。


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